3月19日、晴天が門出を優しく見守る中、チーム上柳の追い出し試合と卒部式が行われた。聖光ラグビーがアイデンティティとして掲げてきた「主体性」を見事に体現していた素晴らしい代だった。引退していなくなってから、彼らがどれほど偉大だったかを誰もが痛感している。そんな卒部生たちが心から楽しみ、これから社会に出ていくための勇気と決意を抱けるような日になってほしい。それを最大の目的としつつも、今年は「OBに大集合してもらう」「家族に心から楽しんでもらう」という2つの大きなテーマも掲げた。

  聖光ラグビー部を「学校の部活動」で終わるものではなく「OBも家族も永久に帰れる場所としてのクラブ」にしていきたいと願っている。顧問が変わろうが何が変わろうが、何年経っても気兼ねなく戻れる場所。どんどん年を取っていく仲間たちと共に集う同期会のような場として利用するもよし、グランドを見て過去の自分を思い出して明日から奮起する勇気を得て帰るもよし。現役生のプレーや戦績を気楽なファンのように応援することを楽しみとするもよし。この日の大集合をきっかけに、そんなクラブを目指していきたい。

  この3月で勇退する先生方への挨拶の機会でもあるため、実に253人もの同士が集結し、グランドには入りきらないほどのたくさんの笑顔が満ちあふれる素敵な空間となった。たくさんの笑顔と卒部生たちの熱いメッセージ、ぜひご覧ください！

 

松井晴一郎

「静岡聖光ラグビー部に入部してよかったです。静岡聖光学院ラグビー部でしか学べないことを経験させてもらいました。チームメイト、先生方、保護者の方々にも恵まれ、本当に僕は運がいいんだなと思います。今後この運を使い果たすぐらい、色々なことに挑戦していきます。本当に感謝しかないので、将来は多くの人から感謝される人になります。6年間本当にありがとうございました。」

小野洋敏

「こんにちは　小野です。聖光に入学してラグビー部に入って人生が変わったと本気で思っています。先生方、チームメイト、保護者の方々本当にありがとうございました。静岡聖光学院の自主性や主体性、オンザグランドオフザグランドのどちらも全力で成し遂げることなど静岡聖光学院の良き伝統を後輩に伝えることができるのは最上級生だと思っています。常に見られている気持ちでかっこいい人間になってください。応援しています。6年間ありがとうございました。」

堀江孝太朗

「同じ目標を持った仲間たま全力でサポートしてくださった先生が本当にお世話になりました。そして現役生達へ静岡聖光学院は最高の環境が整っていると思います。施設やコーチ陣、先輩や後輩また同期の仲間たち。そんな環境のもとで6年間ラグビーをできるということを誇りに持って全力で楽しんでください。ありがとうございました。」

小林賢人

「この6年間で自分は、49thみんなの影響を受けて色々な場面で成長する機会を与えてもらえたと思っています。6年経って考えてみると、入学する前の自分では考えられないような経験ばかりすることができました。自分がこうして、いい意味で変わることができたのは49thのみんな、そして、その他の周りの後輩や先生方がいたからだと思っています。6年間ありがとうございました。」

小沢理生

「６年間で多くの事を学びました。皆僕のことを見捨てずにいてくれてありがとう。最後まで一緒にラグビーが出来て本当に良かったです。後輩達に伝えたいのは　①人の話は聞くこと②努力ってのは日常です。その積み重ねから結果が出ます。努力していることを日常にすること ③単純な苦行に意味は無いので目的を持って日常を歩むこと④人の悪口を言って友情を確かめないこと⑤精神面では「俺にもしもは無い」と思い極限までやりきること。これが出来てないと漢じゃないです。stingersじゃないです。皆さん本当にありがとう御座いました。僕にもしもは無いので次のステージで更に目標を成し遂げます。応援よろしくお願いします。」

町田貴信

「６年間ありがとうございました。この６年間は僕のラグビー人生の中で一番成長できたと思っています。それはラグビーの技術だけでなく人間としてもです。これは間違いなく４９期のおかげです。４９期には感謝しています。これからも頑張ってください。後輩たちは努力する能力がとても高いと思うので期待しています。頑張ってください。」

大島崚太

「六年間ありがとうございました。この六年間で本当に大事な、何ものにも変え難い仲間を得ることができました。入学当初は、ラグビー部に入るつもりはありませんでしたが本当に入って良かったです。これからの人生で何度も壁にぶつかると思いますが、この六年間やりきったという自信と経験を使い頑張っていこうと思います。最後に先生方、後輩のみんな本当に六年間ありがとうございました。」

嶋田滉太朗

「6年間ありがとうございました。ラグビーを通して自分の考え方を大きく変える機会を得ることができたと思います。今までは人任せにしたり、周りに合わせてばかりいたけれど、自分で考え、自分から積極的に行動する大切さを学ぶことができました。この経験をこれからの人生に活かしてさらに成長し、お世話になった方々に胸を張って会えるような生き方をしたいです。」

齋藤樹

「6年間、聖光学院のラグビー部としてラグビーが出来たとことを誇りに思っています。これから辛いことが何度もあると思いますが、樹も頑張っていると思い、挑戦し続けてください。その挑戦の先には、目標である花園ベスト8があると思います。ジェントルマンらしく、かっこいい人間になってください。6年間ありがとうございました。」

平野怜

聖光に来て人生を変えられました。嫌いだった勉強も好きになることが出来、ラグビーもいい環境で没頭することが出来ました。それと同時に二つのことを達成する難しさも知りました。大学は相模原というこれまで経験したことないような都市で活動することになります。とりあえず相模原を活性化し、小鹿に戻って小鹿も魅力的な街にしたいと思います。」

鈴木孝彦

「静岡聖光学院という環境に感謝しかありません。先生方や外部コーチ、施設など本当に恵まれていると思います。この環境が当たり前の事だと思わず、謙虚で主体性の高いジェントルマンを目指してください。静岡聖光学院ラグビー部というブランド、看板を背負っているという自覚を忘れず、さまざまな面での活躍を期待しています。6年間ありがとうございました。」

酒井太伊良

「過去を振り返った時、自分は本当に情けないし恥ずかしいし、言葉には出来ない事を沢山してきた。でも､今こうやって言葉に出来ていると言うのは､この聖光ラグビー部での6年があってからだと思う。自主性であったり主体性､グランド外でのあり方､人として成長させて貰った。さらに、この49期と言うレベルの高い仲で過ごせた事も大きかったと思う｡最終的には自分達の目指す結果とはならなかったが、人生に於いて一生の財産となる時､そして学びだった。後輩たちには勿論､目に見える結果を求めて努力していって貰いたいし､自分達も全力で応援します。ですが、どんな時もこの｢聖光スタイル｣だけは怠らないで欲しいです｡その分､どこかで後悔する日が絶対に帰ってきます。自分達は今日これをもって卒部します。後輩の皆さんは､もう一度今日からが新たなスタートです｡ 応援してます。6年間有難うございました。」

立山一希

「6年前までサッカーだけはやめないと思っていた自分が全国の舞台に立ってみたいと思い、ラグビー部に入部しました。それから6年、ラグビー部を通して沢山の人との繋がりや様々な経験をさせてもらいました。こんなにも濃い6年になるとは少しも思いませんでした。本当に静岡聖光学院ラグビー部に入部して、そしてラグビー部の仲間と出会えて良かったです。これから先も１つの選択や決断で良いことも悪いことも沢山あると思います。その中で何があっても自分が決断したことに後悔することのないような人生にしていきたいと思います。6年間ありがとうございました。」

小林丈二

「最後までマネージャーとしてチームに貢献できたのか分かりませんでしたが、1人でも「居てくれて助かった」と思ってくれる人がいたらとても嬉しいです。マネージャーとして、また49期全員が楽しくラグビーをしている姿を見れたらいいなと思います。そして、49期のために力を貸してくれた後輩のみんなありがとう。チーム上柳のマネージャーをできたことを誇りに思います。今まで本当にありがとうございました。」

青木啓人

「この6年間で素晴らしい仲間や先生、先輩後輩に恵まれて、中学高校と静岡聖光学院にいれたことはとても良かったと思いますし、ここでしか学べないようなことも学べたのでラグビーの面以外でも大きく成長できたと感じています。これからはまた新しいステージに進み様々なことで悩み、立ち止まることがあると思いますが、自分で決断してまた成長しながら過ごしていきたいです。6年間という長い間ありがとうございました。」

竹内紀翔

「6年間ありがとうございました。13年間ラグビーに関わってきましたが、実に様々な経験をさせていただき、その集大成と言うのがこのチームで本当に良かったと思っております。このチームは『謹厳実直』が一番相応しい言葉だと思います。慎み深く威厳を重んじ、真面目で律儀そんなメンバーと敵として、仲間としてラグビーを出来とても嬉しかったです。これから後輩達、49期生、先生方、保護者の方々の更なる飛躍を祈っております。Deus benedicat tibi！！」

上柳政太

「6年間ありがとうございました。本当に濃く最高の時間を過ごせました。今まで支えてくださった全ての方々に感謝しています。ありがとうございました。

後輩たちへ

1年目　ほどよい自己中でラグビースキルを向上させてください。

2年目　1番お世話になった先輩達を花園に連れて行きましょう。高3生が1番の主役です。それを支えてあげてください。

3年目　人間として1番成長するチャンスです。今まで以上にキツく、辛いことがあります。それを乗り越えた時に成長します。それから逃げれば、一生の後悔です。ぜひ、最高学年で花園の舞台に立ってください。」